コメント:(memo) ・南米のパンク・ハードコアの泥沼に片足を突っ込んだあの日から気が付けば何年も経過し、今では完全に抜け出せないトコまで来てしまいました。全く冷める気配のない南米パンクに対する情熱。国内で南米のパンクを愛聴してるのは、ごく一部の『スキモノ』というイメージがあるのですが、プレス枚数や国内に入ってくる枚数が少なかったり等の事情から、他地域の音源に比べるとそもそも気軽に手に取ることが容易ではない音楽になっているのも事実。 そんな『ごく一部の方だけが知っている』では、あまりにも勿体ないバンドがいるので、ご紹介しますね。 南北アメリカと太平洋、大西洋の結節点に位置する国『パナマ』そんな中南米パナマのウルトラ・ダーク・ノイズ・ハードコアパンク4人衆『HEZ』の前作から4年ぶりとなる5曲入りの新作EPをパナマのLógica Ciega、スペインのDiscos Enfermos、そして名古屋のA-Z Recordsで今回、共同リリースする運びとなりました。 楽曲はパナマのMovistudiosでYigo Manzoがレコーディングとミキシング、アメリカのDead Air StudiosでWill Killingsworthがマスタリング、アートワークはシンガポールのIzzad Radzali Shahが担当。 怒りと苦悩に満ちたリバーブがかったボーカル、サイケデリックかつ鋭く歯切れよいシャープなギター、ザラザラと歪みながらうねるベース、変にクセになる1-2-1-2のビートでズンドコと突き進むドラム。前作までの路線を踏襲しながらも、よりストレートにエッジを効かせており、私が思う南米のバンドならではの旨味がタップリと詰まった一枚となっております。 全南米パンク・ハードコアファン必聴盤!! パナマで、この音が今いちばん新鮮です!