コメント:(memo)
・90年代から2000年代初頭、日本を代表するバンドであり、時代を象徴するPUNKアイコンの一つにまでなったSOBUT
主要メンバーの脱退、その後に続くオリジナルメンバーHIDEの病によるベースからボーカルへの転向、という逆風を受けながらも、一度も解散も活動休止せず、歩みを進め続けた。
誰とも群れず、時代に迎合する事もなく、正に孤高の存在と言える彼等は、音源リリースから遠ざかっていた間も、絶え間なくボーダーレスなライブ活動を続け、自らを研磨し続けた。
単独作品としては12年ぶりとなる4曲入りの新音源
“ナウセイグッバイ”
今回、彼等が選択したフォーマットは、なんと、まさかのカセットテープ(DLコード付き)!!
デジタル全盛のこの時代に敢えてカセットテープをリリースするという試みに、彼等の反骨精神のみならず、全ての固定概念を壊そうという鼓動と衝動を感じられる。
カセットテープとDLの音源は収録曲こそ一緒だが、フォーマットに合わせ、それぞれ違うミックスという異常なまでの拘り。
ジャケットはHEY-SMITHやHAKAIHAYABUSA、ABNORMALS等を手がける鬼才イラストレーター、YAZANE氏による渾身のアートワーク!
インレイ、テープ本体や歌詞カードまで、全ての細部にまで込められた狂気は、商品を手に取れば感じ取れる事であろう。
収録された4曲も、現体制SOBUTらしい、バリエーション溢れるものである。
メロディックなパンクからシリアスにスラッシュするハードコアなナンバーまで幅広く、正にボーダーレスな活動を気負わず続ける彼等の持ち味が存分に発揮されている。
今作はHIDEが、まだベースを弾けていた時期の未発表テイクを現メンバーが完成させ、正にSOBUTをネクストレベルまで押し上げたと言える会心の作品。
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