コメント:(memo) ●2016年夏、ベースとギターが脱退したにもかかわらずドラムとギター2人での活動を継続したことにこのバンドの意思の強さが現れていた。 2000年代中旬以降はっきりと強力な指標がなかったロックシーンの中、独自のスタンスで活動を続けてきた「SEVENTEEN AGAiN」。 時にラウドに歪みを叩きつけ、時にポップに歌いあげてきた彼らのサウンドにやわらかく軽やかな響が鳴り始めている。 THE JAMがソウルやR&Bを取り込み、THE CLASHがダブやディスコを発見したように、彼らもまた彼らにとってのネクスト・ステップを見つけたようだ。 2017年7月にリリースされた新体制SEVENTEEN AGAiNの初音源に即完売となった7インチ・シングルに収録された「戦争は終わりにしよう」と「悲しい顔しないでよ」の2曲を追加収録した特別LP盤のリリース!ストレートなパンク・サウンドからギター・ポップ、インディー・サウンドへ大胆にシフト・チャンジした意欲作としてバンドの大きなステップとなった名作。 収録曲: (SIDE A)1.Scrap & Craps 2.わずかな光 3.絶対君じゃ嫌なんだ 4.Fuck Forever Too 5.戦争は終わりにしよう (SIDE B)1.Come & Through 2.Dancing In The Trush 3.Shitty Lights 4.悲しい顔しないでよ ■SEVENTEEN AGAiN:00年代中旬からボーカル、ギターのヤブソンを中心に活動を開始。2009年に1st、2012年に2ndリリース。 国内パンク・シーンにヒーロー不在の時期、彼らの世代の価値観でシーンを再構築するようにアンダーグラウンドなコミュニティーのネットワークを独自で広げながら活動。 2016年夏にベースの大澤とギターのウシが脱退、2017年1月にex フジロッ久(仮)のロッキーがベースで加入し新体制で活動再開。 そのサウンドはパンクを軸にしながらもギター・ポップ、現行US、UKインディーから日本語のロックまで幅広い射程で捉える。 彼らの世代が日常の生活の中で感じる矛盾や喜びや不安、葛藤までもロック・ミュージックとして昇華させるソング・ライティング、ステージでのメンバーのキャラクター、すべてがメッセージとなっている。