コメント:(memo) ●福岡を拠点に活動するパンクロックバンド「THE MSGS」1stアルバム! 昨年マレーシアツアーを行う等、自主的に活動している。 メンバーはイギリスから福岡へ移住したポールを中心にsnarekillsnationなど数々のバンドでプレイしていたGIVEGIVEがベースとして加入。ドラムは福岡のMIRABILLIS等様々なバンドにてドラムを叩き、the PRACTICEのヘルプとしても活躍、メキメキと頭角を現したPAYMONEY a.k.a Tetsuが加入。 ライブはタイトで説得力があり、着実にステップアップしながら完成された過程を見たがアルバムは、気持ち良いほどストレートなパンクロックだった。聴いていて、自分がここ数年音楽を聴くことにこだわりを持ち過ぎていたなと気付かされた真っ直ぐでパワフルなアルバムだ。 アルバムを通してMr.T Experienceや初期Lookoutを彷彿するストレートな楽曲が続き、中盤に突如弾き語りの"Machine-Guns & Motorcars"が挟まれる。この曲も非常に聞き応えがある名曲。 後半も怒涛の勢いで"Tracey Hates My Guts"を筆頭にライブで外せない楽曲が続く。 パンクロックは報道されていない認識されていない事実を知らせる為の新聞だとかのレジェンドは言っていたが、彼らは2017年現在も問題となっているシリアのサイドナヤ軍事刑務所で起きた1万3000人以上の大量処刑について"Saydnaya"で触れている。 それは、バンドのアティテュードを明確にしている。最後にこのアルバムを聴く時は、イヤホンでもスピーカーでも爆音で聴いてほしい。パワフルでタイトな演奏は爆音聞き応え十分。 自分の住む街に存在するバンドは、本当に心から愛せるものばかりだ。 この街の音楽を聴いて育ち、吸収してきた。 今回、新たにTHE MSGSが新たにその一つ加わったことを嬉しく思う。 text by guitarSho (PEAR OF THE WEST) 収録曲:1. King Carnivore 2. A Million Ways 3. Evelyn 4. She Don’t Love You 5. Go Teenager 6. Machine-guns & Motorcars 7. Tracey Hates My Guts 8. Jonny’s Throwing-Up Again 9. System Failure 10. Saydnaya 11. I Don’t Wanna Walk You Home