コメント:(memo)
・"激"しく感"情"を揺さぶられる音楽。alt of the society
(吉祥寺WARP店長:小牟田玲央奈)
鹿児島が生んだ3匹の狂犬は、上京後に吉祥寺WARPと運命的な出会いをする。ウルトラハイエナジーな表現力と音響系/ポストロックにも通ずる荒涼としたサウンドビジョンのギャップ、その雄大過ぎる振れ幅は、老舗である新宿ANTIKNOCKや東高円寺二万電圧界隈にもどよめきを起こす程の猛者。 徹底的に日本人であること、国産であるロックにこだわり抜いた言葉/詩世界は、痛々しいワードチョイスが躊躇なく盛り込まれてお り、諦めや失望、憤怒や被害妄想を繰り返し繰り返し…スピーカーから目を背けたくなる様な青年のリアルが描かれている。 強引な例えは承知の上だが、”パワーアンビエントハードコア”とも言える彼らの存在価値は、まるで哲学者ニーチェのストイシズムとゲーテの包容力にも通ずる”生きる為の指南書”の様だ。 alt of the societyを知らずしてインディーロックは語れず。今、琴線の糸があなたの水面に終わらない波紋を呼び起こす。それは、命と心の音楽。
収録曲:1. 言葉が脳裏から離れない2. 与えられた幾つかの事3. 六月ノ雨ニ討タレテ4. 忘れ去られた抱擁5. 無彩色に溶けて行っただけの事6. テクトロ7. 記憶の中で呼吸している8. 帰路を泳ぐ
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