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●80年代後半から90年代初頭にかけて東京を拠点に活動していたスラッシュ・メタル・バンド『LAWSHED』の1991年発表ファースト・アルバムが遂に再発!
1991年にHOWLING BULL RECORDSよりリリースしたファースト・アルバム。EXODUSやTESTAMENTを筆頭とするベイエリア・スラッシュを踏襲するようなサウンドで、クランチの効いた切れ味鋭いリフとメロディアスなソロを挟み込むギター・ワークが秀逸。一筋縄ではいかぬ複雑な展開をみせる楽曲が多いが、歌えるヴォーカルと疾走感抜群のリフワークで一気に聴かせてしまう手腕は見事。’80年代のホラー映画を彷彿とさせるようなイントロ「BONDS - A BEGINNING」から畳みかけるように始まるハイテンション・ナンバー「GO IT BLIND」、先行デモでも披露された6分超えのキャッチ―な「FACES」、ノリの良いグルーヴ感が光る「DUMB MILLIONS」や「SKID TALKER」、緊張感漂うリフが秀逸なスラッシュ・ナンバー「THE WORST DISEASE」など佳曲が並ぶ。また同じく先行デモに収録されていた6分超えの「DON'T URGE DISORDER」は、疾走感溢れるリフとギャング・コーラスが印象的で、練られた曲構成が素晴らしい彼らの代表曲ともいえるナンバー。ジャパニーズ・スラッシュの最高峰ともいえる傑作に仕上がっている。ボーナス・トラックとして’89年にカセットでリリースされたデモ『LAWSHED』を追加収録。
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