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●大阪発、異形の轟音プログレッシヴサウンドを鳴らし続けてきた『BIRUSHANAH』のスタジオフルアルバムとしては4年ぶりのニューアルバム。長らく空席であったベーシストを迎え4人態勢になり、更なるグルーヴの高まり、サウンドアレンジの奥行きと生命力を見事なまでにパッケージング。各プレイヤーの息吹を感じさせる力作となった。
荒れ果てた大地を斬り裂くかのように鳴らされる轟音ギター、トライバルかつ数学的アプローチのビートを野生の感覚で情熱的に推し進めるドラム、地を這う獣のように不気味に蠢きながらバンドに新たな命を宿す事を果たしたベース、摩訶不思議な祭囃子感はそのままによりインダストリアルサウンドへ接近した軋轢のメタルパーカッションが絡み合い回転する原始の曼荼羅アンサンブルのうえをのたうち歌い上げる情念の歌と邪気を成仏させる尺八が燃える全7曲約1時間。 今回そのタイトルトラックでは情念と暗黒のピアニスト面黒楼卍が舞い踊るその漆黒の音色でゲスト参加。
録音は前作と同じくPALMのギタリストでもあるエクストリームエンジニアAkira Inadaが担当。
ジャケットアートワークはヴァイナルディガーとしても知られアングラ音楽に造詣の深い、大阪を代表するコラージュ・アーティストM€M€NTO主宰するデザインワークスBOURGEON DESIGNによるもの。
■収録曲:1.明滅 2.獣流れ弾鉄屑の瓦礫の山の上から 3.廃坑 4.死崩落喰らう星 5.君影草 6.蟲の牢獄 7.三千世界行進曲
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