コメント:(memo) ・『Gofish』2014年発表の7インチ第二弾! 今なお聴く者をとらえて離さないサード・アルバム『とてもいいこと』が出たのが2012年10月、そして、初の7インチ・シングル「レコード/いと」のリリースが翌2013年の3月、それ以来随分時間が経ったようにも思えますが、しかし決して鳴りを潜めていたわけではなく、むしろ稲田誠(コントラバス)、黒田誠二郎(チェロ)との鉄壁のアンサンブルを各地さまざまな会場で花開かせてきたGofishことテライショウタ。 馴染みのあるライブ・スペースやカフェ、雪の教会や春爛漫のお寺、そして猛暑の廃校……さまざまに彼らは出向き、さらにジョセフィン・フォスター、オーラヴル・アルナルズやタラ・ジェイン・オニール、ティム・キンセラといった来日アーティストのサポートを任され、ひとりで、また時にトリオ編成で旺盛に演奏活動に励んできたのでした。 その日々の営みがまた、テライショウタの歌声、そしてトリオのアンサンブルを強靭に鍛え上げたことは想像に難くないでしょう。ここにその証しとなる新作7インチ・シングルが届けられました。A面にはセカンド・アルバム『あたまのうえ』(コンペア・ノーツ)に収録されていた名曲「ねむりを待つあいだ」をトリオ編成で再録音、また、B面には近年のライブでとびきりの1曲としてファンも多い、まさにGofishトリオの異端と忘れられた叙情が伝わる新曲「山ごもり」を収録しています。どうぞこの、どこにもなかったような、しかしそれでいて身に覚えのある中毒性をお楽しみください。 もちろん録音とミックスは稲田誠(PAAP、BRAZILほか)、さらにアートワークをTEASI、わすれろ草のメンバーであり、またテライショウタとはネス湖というバンドを共にし、最近はめきめきと画業で活躍している松井一平が手がけています。きっと、ここに夢のコラボレーション実現かと喜ぶ方も多いでしょう。ねむりを待つあいだに脳裏をよぎる風景のパノラマを特製3パネルのジャケットを広げてお楽しみください。さて、これが、正真正銘まぎれもないGofishの新作です。もちろんダウンロード・コードなどはございません。