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●東京下町・神田結成、和太鼓を取り入れたエクスペリメンタル・トライバルグラインドコア。バンドリーダー、トモキがコロナ禍において彼の本業でもある外科医として、医療現場で感じた危機感、病院に送られてきた死体袋、感染の恐怖などを楽曲に向けて吐き出し、制作されたコンセプトアルバム。
アルバムジャケットでは彼自身の血液を抜き取り、ゆっくりと凝血しひび割れていく過程を写真に収め、コロナ禍で社会が不安と恐怖に取り込まれ崩壊していったさまをメタファーとして表現。また日本語歌詞にも拘り、ミュージシャンそして医師としての言葉が綴られ、アルバムのラストは「死体袋」と題された曲で終わる。これまでのKANDARIVASの音源とは違った緊張感に満ちたアルバムに仕上がった。またこのレコーディングを最後にドラムのOnoboneが脱退。楽曲だけでなくバンドとしても転換期となる重要な1枚。全13曲収録。
収録曲:1.暴露 2.加速する病勢 3.ナノの増殖ミクロの繁殖 4.滲み出て滴る 5.生と死の臭い 6.ぐちゃぐちゃの唄 7.骨髄脆弱 8.骨破壊浸潤(顔を出す癌腫) 9.断端瘻 10.僕の血痕 11.薄れゆく記憶と脳の溝 12.静まる生命 13.死体袋
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