コメント:(memo) ●■完全限定生産デラックスエディション(2CD+DVD+Photo Book) ■通常盤の最新リマスターCD+DVDに加えてオリジナルマスターのみを使用したリマスタリングCD(初CD化) ■未公開フォトを含む32Pフォトブック(A4変形 195×220mm) ■6面見開き紙ジャケット 1972年11月23日、慶応義塾大学三田祭野外ステージで行われた伝説のライブが19年ぶりにリマスタリング初リイシュー! 2000年の初盤では2種類の音源をミックスしたマスターを使用していましたが、今回のリイシューではメインに使用したテープのダメージ箇 所が良好な状態で保存されていたコピーテープを新たに発掘。既存のマスターテープを改めてデジタル化しダメージ箇所を修復、別音源とのミッ クスを含め再編集、最新リマスタリングを施しています。 さらに限定BOX(廃盤)に収録されていた71年~72年の現存する全てのライブ映像を収録したデジタルリマスター版DVDをプラス、アートワークも一新しての新装リイシュー。 ノイズ除去などマスター修復作業を含め、鬼才エンジニア中村宗一郎(ピースミュージック)による最新リマスタリング。 デラックスエディションは通常盤のCD+DVDに加え、通常盤では2つの音源をミックスしてリマスタリングしていますが、デラックス盤のみオリジナルマスターのみを使用し たCD、3枚のディスクを収納する6面見開き紙ジャケット、唯一のオリジナルアルバム『ライブ』のジャケット写真を撮影した写真家である林まこと氏 撮影による未公開写真を多数含むフォトブックが付いた豪華仕様! ■1972年11月23日、慶応義塾大学三田祭前夜祭のライブは大学の教室内に設けられたステージと中庭に設置した野外ステージの2箇所で行わ れ、教室内では浅川マキ、斎藤哲夫、そして野外ステージには頭脳警察、ジプシーブラッド等が出演し村八分がトリを務めた。オーディエンスは学生 に混じって、政治思想を持ったグループなども入り乱れて約300人が詰め掛けた。酒に酔った客がステージに乱入したり、石や火炎瓶が投げ込ま れるなど物々しい雰囲気の中、頭脳警察のライブが終わり、いよいよ最後の村八分の出番を待つだけとなる。会場内の危険な雰囲気を察したスタ ッフがライブを続行すべきか検討している中、ギターを手に冨士夫がひとりステージに向かって行ったという。他のメンバーも急いでその後を追い演 奏が始まる。あえてスローな「くたびれて」を1曲目にしたのはバンドもオーディエンスもクールダウンさせる意図があったと後に冨士夫は証言してい る。「にげろ」演奏中にヴォーカルのチャー坊が客を怒鳴りつけいるが、これはステージに向かって石を投げる観客に対してのものだと思われる。そん な混沌とした状況の中、「ドラネコ」演奏中に『世の中全てやり直し、右も左もやり直し』と即興の歌詞を放ったチャー坊。当時まだ20代前半だったと は思えぬ強烈なルックスに暴徒化する聴衆を煽るかのようなシャープな演奏、この音源(一部DVD収録の映像を含め)はその観衆が入り乱れる中 で収録されており暴れる観客がぶつかってくるのを避けながら録音されている。