コメント:(memo) ・1992年に結成、20年以上経った現在もUKアナーコ・クラストパンクたる姿勢を一切崩さずに活動を続ける「EXTINCTION OF MANKIND」の通算4枚目となる2017年最新アルバム! イギリスにおいてDISCHARGE、CRASSの影響のもと1980年代中期〜後半に登場したANTI SECT、AMEBIXといったグループ達の出現は後のクラスト・パンク・ムーヴメントの引き金となり続く1990年代において世界中に無数のフォロワーを生むことになるが発祥地イギリス出身にしてルーツ直系のグループとして君臨するEXTINCTION OF MANKINDの存在感はまた特別なものがあると言わざる負えない。 EXTINCTION OF MANKINDはデビュー当時よりANTI SECT、AMEBIX、AXEGRINDER、DEVIATED INSTINCTは勿論、日本のS.D.S、アメリカのMISERY等と並んで所謂メタル・クラスト・スタイルの代表的グループとして捉えられてきており、この最新作においてもその基本的路線に全くブレはみられないがよりアナーコ・パンク的な要素が強調されている点は特筆すべきであろう。漆黒の疾走スラッシュ・メタル・リフで始まりながらも時にはスロー・ダウンし、女性ヴォーカル、スポークン・ワードを取り入れた曲もあったりとアルバム全体的にアナーコ・パンク的なバリエーションに富んだ黙示録的大作となっており、日本語訳された政治的かつ内省的な歌詞と照らし合わせて聴いていただければこれまでにリリースされてきたどの作品よりもEXTINCTION OF MANKINDというグループの魅力を堪能できるはずである! ちなみにギタリストはDOOMの現ベーシストとして来日もしていたSCOOT氏! アナログ盤はイタリアAGIPUNKよりリリース予定の全11曲入り! 収録曲:1. Cash Cow 2. Engage The Enemy 3. Sea Of Shit 4. Lifeless & Pathetic 5. Dead Parade 6. Storm Of Resentment 7. After The Screams Is The Loudest Silence 8. Fading Glory 9. Turn A Blind Eye 10.Confused And Betrayed 11.Believers Of Their Lies