コメント:(memo) ●シンガポール・クラスト「PAZAHORA」の2011年に行われた2ndアルバム来日ツアーの最終日、新大久保EARTHDOMに「ENSLAVE」が出演し、お互いのサウンドや活動の方向性に共感。 その後ENSLAVEの東南アジアツアーのサポート、共演を経て更に音と心情が通いあってのSPLITリリース! ■ENSLAVE: 2011年4月にリリースされた1stアルバム「FAR EAST HARDCORE PUNK」以降それまで持ち味であったエモーショナルかつ哀愁漂うメロディを踏襲し、リズムはよりストレートでシンプルな構成へ変化させた。00年代のNewSchoolハードコアにクラストの荒々しさをミックスさせたサウンドは、現代のスパニッシュハードコアやドイツ/フランスのネオクラストと呼ばれるジャンルへの共通項を持つ。男女ツインボーカルにより日本語で歌われる歌詞は己の身の回りのことを生々しく表現し、熱量は常にフルマックスで表現される ■PAZAHORA: シンガポールで活動を続けるクラストハードコアバンド。Hafiz(Gt&Vo)、Zhafran(Gt)、Hamima(Ba)、Hood(Dr)の4人から構成される。2006年に1stアルバムを発表、その後、Crux(オーストラリア)、Ghaust(インドネシア)、Kah-Roe-Shi(マレーシア)、DAIGHILA(マレーシア)と数々のスプリットEPをリリース。2011年には2ndアルバム「TRANSCENDENCE」を発表。同年5月に初来日し、RAPPA(盛岡)と全国7ヶ所に渡るツアーを行っている。TRAGEDY周辺のハードコアサウンドを連想させるメロディを包含し、Dビートでひたすら突っ走る暗黒の雰囲気をまとう楽曲、システムへのアンチテーゼを感じさせる破壊的な歌詞、ストレートにパンクの精神を訴えかける咆哮に膨大な熱量を感じさせる。現代社会へ向けた弛まぬパンクスのメッセージを正面から聴いてほしい。