コメント:(memo)
●元mule、元FIRST DAY ACTION、ミーティア気象台と言う極上のポップソングを生み出してきたメンバーによって構成されたÅ(オングストローム)
の2013年7EP!
80年代の音楽は胡散臭さとエネルギーに溢れていた。それまでにやりつくされたあらゆる音楽の中から何と何を結び付けようが自由だった。閉塞感と開放感がないまぜになったその時代の空気の中音楽家たちは一様に、吠えていた。そして90年代以降、そうした音楽の焼け野原からは奇跡的にまた新しい音楽がいくつも生まれていった。 Å、彼らもまたそんな焼け野原出身だ。フェイバリットな断片を拾い集め昇華させたその音楽にポリシーは無い。雑念と純粋、それだけでいっぱいだ。今回の三曲もまた然り。 作者曰く「英国午後のティータイム」という、美しくシンプル極まり無い表題曲。似非フレンチポップ感を漂わせつつも歪でパンキッシュな二曲。そしてじわじわと熱を帯びゆくアンサンブルが気持ちいい三曲目は、今作中最も新鮮な感動を持って迎え入れられるであろう。 間もなくレコーディングを開始すると言う次作への布石なのか、それとも単なる気まぐれか。推測するのは無粋であろう。今はただこの三曲が、聴く者それぞれの冬を彩るに任せよう。 (インフォより)
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